NIJIの夢
10月14日(水) 〔我爱你:ウォー アイ ニィー⇒愛してる〕 今日は、蘭州職業技術学院大学内に建設される「日本文化センター」の建設セレモニーである。 訪中2つ目の公式セレモニーとなる。 夕べ蘭州駅に到着した時、大学の学生たちが迎えに来てくれた。 少し驚いたのは、駅構内の照明が消えていて真っ暗だった事だ 学生らは、NIJIたちの荷物を運びながら甘粛省主催の夕食会の会場まで送ってくれたのだ。 これは、夕食会場までバス移動していた時の事である。 二十歳だという女子学生がNIJIの隣の席に座った。 片言の日本語で専攻を英語から日本語に変更したのだと言った。 そして、日本が好きなのだと言い、将来は来日したいと続けた。 何だか急に可愛くなり、冗談のつもりで「我爱你」と言ってみた。 すると、彼女は頬を赤く染めた。(^_-)☆ こらこらNIJI! 初心うぶな学生をからかうんじゃないよ! (*^^*ゞ セレモニー当日、大学構内に入ると昨日の学生と同じメンバーが再び出迎えてくれた。 昨夜の女子学生はNIJIの姿を見つけると傍に寄り添った。 構内には「熱烈歓迎」の文字がくっきりと。 「熱烈歓迎 日本国○○県 友好交流訪問団」と書いてある。 とりもなおさずNIJIたちの事だ。o(^-^)o これが「日本文化センター」のモニュメントである。 近い将来、これらの模型が現実のものとなるのだ。 竣工式には、是非とも出席したいと考えている。 続いて学院の講堂に移動した。 ここでも長春と同様、学生や大学関係者を始め、多くの報道陣が詰め掛けていた。 中でも、マイクロソフト社の幹部が出席していたのには驚いた。 挨拶の内容から、どうやら・・・この建設に関わっているらしい。 それはさておき、メインイベントに入った。 我々日本側の出し物は、日本舞踊と中国には馴染みの少ない折鶴の折り方など、日本固有の珍しいものを披露した。 実は、昨日の列車の中で女性陣は学生たちに配るつもりで密かに鶴を折っていたのだ。 折った鶴を次々に窓際へ並べていった。 次いで、練習不足だったが昴や鉄腕アトムなどの歌を合唱した。 そして、合唱が終わるのを合図に用意しておいた紙風船を膨らませ会場にばら撒いた。 昨日の「ウォー アイ ニィー」の言葉に頬を染めた女子学生は、NIJIが投げた紙風船を取ろうとしたが、残念ながら他の学生に取られてしまった。 悲しそうな顔をしたので、スーツの胸ポケットに忍ばせておいたツインの折鶴を手渡した。 とても喜んで「謝謝(ありがとう)」を繰り返した。 NIJIも「不謝(どういたしまして)」と返えした。 中国に来てから6日も経つと、アメリカかぶれの「Thank you」モードから、すっかり「謝謝」モードに変わっている事に気づかされる。(*^^*ゞ 次は学院側の出番だ。 彼らは自国の歌と煌びやかな京劇を披露した。 我々の歌など比較にならないほど上手かった。(o^-^o) 京劇は、身振り手振りなどで何となく内容が理解できた。 そして、激しい踊りも踊ってみせる。 若いって素晴らしいなぁ。\(*^o^*)/ 京劇で主役を演じたお姫様とカメラに納まる。 中国においても、3食ともしっかり食べているので、胃が大きくなり顔に丸みがおびて来た。 いや、眼鏡のせいだろう。 でも・・・全体的に少し太ったのかなぁ? (^〇^) 続いては学院主催の歓迎昼食会である。 懇談の流れの中で、彼らが訪日する時は、メンバーが経営しているレストランで食事をして、NIJIの温泉地に宿泊する事になった。 そして、学長(左から2人目)が音頭を取り、何回も乾杯を繰返した。 無事にセレモニーを終わし、再会を約束して大学を後にした。 午後からは観光視察となった。 先ずは黄土高原が黄河とクロスしている所を見学した。 それは黄河鉄橋(中山鉄橋)が掛かっている場所にあった。 そこに隣接して黄河親子像が目に入った。 此処にも「中国成立60周年」を祝う文字が。 水車園に入ると黄河に掛かる大水車が目を引いた。 2台の水車が時間交代で回っているのだそうだ。 この時は手前の水車が回っていたが、後に見えている水車も同じ大きさである。 白塔寺。 妙応寺の白塔は、元のフビライが自ら視察して場所を選定したとされ、元の宗教、政治、文化の重要拠点で、元、明、清の三代にわたる象徴的な建築の1つであった。 白塔寺は1961年、国家重要文化財に認定されている。 白塔山公園の頂上へ行くには長い長い心臓破りの階段が続いている。 これは、その公園の中腹から見た光景だが、眼前を流れる黄河が目に止まるだろうか。 これは白塔山公園内にある有料イスである。 知らずに座っても応分の金額を請求される。 だから、間違わない限り故意で座る人はいないのだ。(*^0^*) 観光も終え、夕食を済ませてから敦煌へ。 21:05に蘭州を発って、22:40敦煌空港に着陸した。 ホテルにチェックインした後、24:00より郊外のゴビタンにて星の観察会を行う予定になっている。 美味しい葡萄で作った敦煌産のワインとビールも付いている。v(^^)v 深夜にもかかわらず、地元のアルバイトと思われる人たちが準備をしていてくれた。 数個のテーブルを用意して、ワインが置かれていた。 その他に、持込んだ日本酒や白酒、紹興酒などを口にしながら、ペンライトを消して夜空を仰いだ。 ミルキーウエイに手が届きそうだった。\(*^o^*)/ 続いて 「表敬訪問」 へ